石川県珠洲市の資源を使用したプロダクトの提案。

石川県珠洲市は、能登半島の最先端に位置する小さなまち。能登半島の土地の4分の3は珪藻土からできていると言われており、この珪藻土は断熱効果や調湿効果、脱臭効果などが期待できる、古来より能登の風土に根ざした天然素材である。

当プロジェクトは、2022年、珠洲にある珪藻土事業者 能登燃焼器工業株式会社の工場の隅に置かれた珪藻土廃材を見つけたことから始まった。事業者の方にお話を伺うと、すべて割れや欠けが原因で商品として販売できないとこのと。こうした「失敗品」の再利用を目的として試行錯誤を重ね、「Re keisoudo coaster」の製作に至る。

珪藻土のことだけではなく能登という土地も知って欲しいという想いから、能登半島地震後は、県内外で珪藻土コースターワークショップを開催するなど、珪藻土を媒体としたコミュニティづくりにも取り組んでいる。

project member:和田実日子、内藤真帆、他