石川県珠洲市の資源を使用したプロダクトの提案。

石川県珠洲市は能登半島の最先端に位置する小さなまちです。能登半島の土地の4分の3は珪藻土からできているとい言われている。

珪藻土は断熱効果や調湿効果、脱臭効果などに期待でき、古来より能登の風土に根ざした天然素材。能登産の珪藻土は焼成前は土色をしていますが、焼成後はやさしい桃色に変化する。

珠洲市内にある珪藻土工場を訪れると、工場の隅に珪藻土製品がころころと大量に転がっているのを目にしたのをきっかけにプロジェクトがスタートした。工場の方にお話を聞くと、全て割れや欠けが原因で売り物にならないとのこと。どうにかこの子たちを再利用できないものかと試行錯誤が始まり、「Re keisoudo coaster」ができあがった。

珪藻土そのものだけではなく、珪藻土を取り巻く環境や過程も一緒に知ってもらいたい。そんな想いを抱きながら、まだまだ道半ばの進行中プロジェクト。

project member:和田実日子、内藤真帆、鹿野桃香